清掃レベルを職場で評価~3s活動ツール紹介~

清掃レベルを職場で評価~3s活動ツール紹介~

 

3s活動の3つのsの3つ目『清掃』は、3sの中で特に重要であることは説明をしました。

やはり毎日続けることのパワーは凄いんです。

 

たとえば毎日+1%の工夫を1年間積上げたら一体どうなると思います?

つまり、1.01×1.01×1.01×1.01×1.01×1.01×1.01・・・を20日/月×12か月で計算したら。。。

 

なんと、10.893!

 

つまり約11倍になるんです。

 

ホント、継続のパワフルさには舌を巻きます。

この『清掃』という活動はそのチカラを最大限に活用します。

 

ぜひ継続すると共にそれだけでなく、全員参加のハードルをぜひ1年間続けていってほしいと思います。

 

さて、今回はその『清掃』の初期段階で劇的にモチベーションがあがる効果抜群のツールをご案内いたします。

 

その名もセロテープ大作戦です。

 


 

目次

セロテープ大作戦とは?

清掃レベルを職場で評価~3s活動ツール紹介~

 

 

名前がなんともカジュアルなイメージなのですが、まぁ気楽な取り組みだと思ってください。

 

3s活動の推進会議を始める前や全体集会で10分ほど時間をもらってなど、応用例はいくらでも検討可能です。

 

 

どんな、作戦なのか?

 

それは、本当に単純です。

 

 

職場が汚れているホコリやチリをセロテープの粘着面で拾ってくるのです。

 

それぞれが拾ってきたセロテープを白い紙の上に貼って、どの箇所がどの程度汚れているのか?を相互分析するのです。

 

そしてその箇所を清掃して、同様にセロテープの粘着面で汚れを拾ったなら、ビフォーアフター資料の完成です。

 

やっぱりね。

 

3s活動はビフォーアフターが基本です。

 

ま、これは別の機会でお話ししますね。

 

 

セロテープ大作戦の進め方

清掃レベルを職場で評価~3s活動ツール紹介~

 

進め方のおススメはゲーム感覚で進める以下のとおり

① まず全員にセロテープを指でとってもらう
② 『最も汚れた箇所だと思うところ』を拾ってくるよう依頼
③ 拾えたらセロテープ作成の台紙に貼る
④ 全員の前で『良く見つけましたベスト3賞』を決定する
→1~3位を見つけた方には拍手で承認する

 

やっぱり全員参加で取り組めるところがいいところです。

 

 

そしてこの方法ですと、対象の職場の一番汚れているところを探し出す作業から始まります。

 

つまりこれって問題意識ですよね。

 

しかもシンプルなゲームな感触だけれど競争します。

 

もっと言えば、皆さんから拍手はもらえなかったとしても、これで職場の汚れている箇所をそれぞれが認識したわけです。

 

普通なら気になって、すぐにでも清掃したくなりますよね。

きっと清掃活動が始まったら一番にそこにいきたくなるはずです。

 

 

そりゃそうですよ。

 

自分が自ら考えて見つけた場所なんだから。

 

 

つまり、もうすでに清掃モチベーションの弓矢の弦を引っ張っている状態になっているハズ。

 

ぜひ、試してみてください。

 

その他の応用例!

3sはなぜ停滞?推進組織とTOPの覚悟

 

製造業や整備業で、油汚れがひどい職場の場合は、最初からセロテープでやるとベチョベチョでうまくいかない場合は、白い布を使って同様なゲームが可能です。

 

これをハンカチ大作戦と呼んでいます、苦笑

 

もうカタチにこだわらず、職場の状況にあわせて工夫をして応用してほしいのです。

推進メンバーでアイデアを出し合って、独自のやり方を開発してほしいのです。

 

そんな職場の雰囲気づくりも3s活動の目的のひとつ

 

そして、このオリエンテーションによって下記のような感想がとれれば大成功です。

『いやぁ、よく見たらこんなに汚れていたんだ』
『今すぐにでも、拭いたらキレイになりそう』
『これなら、もっと汚れた箇所があるかも』

 

なんだ、かんだ言って

 

ほぼ全員がキレイな職場を欲しているんです。

 

 

いろいろ理由を作ってその作業から逃げているだけです。

 

だから逆に取り組むべき理由を作ってあげれば、ほとんどのヒトが素直に取り組んで、それを楽しむはずですよ!

 

 

そう、性悪説でも性善説でもない、性弱説を前提にコンテンツを組み立てることが大切です。

 

 

それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

 

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

 

すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために

 

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この記事を書いた人

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。10年間で600社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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