うちの職場では3S活動を導入しています
と、お聞きすることが多くなってきました

3s活動の認知度が上がっているのでしょう

でも一方で徹底できているかどうか?
と問うと苦笑いされる方がほとんど

その理由はおそらく
3S活動そのものの効果を
そんなに感じていないのかもしれません

しかし実際に3S活動をしっかりと
導入した職場とそうでない職場には
はっきりとした違いが生まれています

まるで断食時に生成されるケトン体のよう

実行しない職場には想像がつかない
大きな効果が確かに生まれています

今回はそんなお話を進めてまいります

 

3S活動が進まない職場の状況

3S活動が進まない職場
皆さまは何を想像するでしょうか?

あるグループ会社内で約50名の従業員に
アンケートを取った時の結果はこうでした

3S活動が進まない理由ランキング

【3S活動が進まない理由ランキング】
1位:仕事が忙しい
2位:みんなやっていないから
3位:めんどうくさい

無記名でしたのでちゃんと本音で
答えてくれたんだと思っています

それぞれもう少しだけ
詳しくみていきましょう

 

1位:仕事が忙しい

無記名とは言っても1位にはこれが来ます
はい、これは建前ですよね、笑

『仕事が忙しい』というのは
他の仕事が優先されるから
3S活動をしている余裕はない、ということ

つまり3S活動の仕事上の優先順位が
いちじるしく低いことを意味しています

 

2位:みんなやっていないから

本音が近づいてきました

取り組んでいない他の作業者を見て
『やらなくても許されるんだ』と
都合の良い解釈が容認されている状況を
理由にして逃げているわけです

そしてこの考え方はクチからクチへ
伝染していく特性もあります

結果的に決めごとが徹底されない

怖いですよねー

 

3位:めんどうくさい

完全な本音が堂々の3位です!

履いたり、拭いたり、片付けたり
地味な作業は『めんどうくさい』んですよ

ようするに『実施するメリット』と
『実施しない楽さ』を比較しても
後者が勝ってしまう自らの弱さを
ちゃんと認めている素直な答えです

 

3S活動が進まない本当の理由

これまでの3点をまとめると

活動が進まない職場での3S活動は
1.仕事上の優先順位が著しく低い
2.決めごとが徹底されない空気がある
3.『実施しない楽さ』が優先される
そんな活動になっているわけです

正直、こんな職場に注文出すのは
元購買部の西本でなくても
とても心配ではないでしょうか?

 

3S活動をしっかり進めた職場の状況

一方で活動をしっかり進めた職場は
どんな状況なのでしょうか?

社長や工場長などトップが率先する上に
3S活動の実施宣言が常に発信されていて
いたる所にポスターや3S活動掲示板
従業員が考えた標語やスローガンなどが
設置されていて活動が見えるように
工夫されています

工場全体で取り組んでいることが
空気だけでも伝わってきます

 

そして品物の置き場には何を、どこに、
どれだけ置くのかが明確に表示されていて
はじめてその職場に来たヒトでもわかる
まるでスーパーのエリア表示のように
わかりやすい状態が保たれています

当たり前のように整然となっていて
区画線からのはみ出しもなく
歩行者もしっかり通路をはみ出さない

そして廊下は頬ずりできそうなほど
ピカピカな状態を維持しています

 

それでも若手の従業員にヒアリングすると
まだ出来ていないことも多いと言います

『未然に防ぐ』をテーマ設定しているが
仕組みづくりが間に合っていないので
モグラ叩きのように対処するしかない
状態を嘆いているようでした

どっかの大企業じゃないの?と
お思いかもしれませんが
この会社の従業員は18名の中小企業
建屋は築30年、しかも古い設備が満載の
金属切削加工を得意とする製造業です

このスペックからの本来のイメージは
漏れオイル臭が立ち込め
油が染み込んだ床は黒く
切り屑が散乱している光景が浮かびます

 

職場にもたらす意外なメリットベスト3

正直、夢のような状態を維持している上
まだまだできていないと従業員が嘆く

そんな理想的な職場が出来たのは
偶然でも奇跡ではありません

3S活動が職場にもたらすメリットが
この会社を素晴らしい職場に変えたのです

【職場にもたらす意外なメリットベスト3】
1位:従業員の気づきの質が鍛えられる
2位:問題への対処スピードが速くなる
3位:意外な人材が複数人頭角を表す

これは当社が3S(5S)活動研修を実施して
経営者向けにヒアリングを行った結果です

この結果をもう少し詳しくみてきましょう

 

1位:従業員の気づきの質が鍛えられる

従業員は毎日同じ職場で仕事をしています

同じ顔ぶれ、同じ臭い、同じ光景、同じ音

そのため、もしそこに異常があったなら
いつもとの違いには気づきます

『いつもある荷物がなくなっている』
『この臭いはちょっとおかしい?』
『異音が出ている!故障した?』

こういった問題
つまり過去と現在の違いには気づけます

しかし3S活動ではこんな視点の
気づく訓練をします

『モノの状態を見える化するやり方とは?』
『異常が出る前に気づける工夫はなに?』
『設備が故障しないようにする方法は?』

そうなんです

3S活動では理想的な状態とのギャップ
つまり未来と現在の違いに
気づける訓練を重ねることになります

つまり『気付きの質』がぐんぐん
高まっていくわけです!!

これは整理・整頓・清掃で
職場がキレイになる視覚的効果を
軽く超えてしまうような
相当大きなインパクトです

視点が変わった従業員の目の輝きを
仕事を本音で楽しむ彼らの充実度を
自らの成長を喜ぶ人生への貢献感を

ぜひ味わっていただきたいものです

 

2位:問題への対処スピードが速くなる

3S活動では整理・整頓・清掃の知識を
まず学習するところから始まって
実行計画を策定して実践を重ねます

そして必ず改善報告を義務付ける体制を
整えておきます

さらにはチームで取り組む箇所に加え
個人活動での小さな改善も加えて
まず改善実績を量産する体制を組みます

そうするとだんだんと
改善するところがなくなってきます

そうなんです

あまり思考せずに気づく問題点が
どんどん少なくなるんです

そうなればもう大変です

個人改善を報告するために
気づいた箇所の奪い合いが始まります

お!区画線が消えている!
すぐ引き直します→Aさんの改善報告

また区画線が消えている!
またすぐ引き直します→Bさんの改善報告

また区画性が消えた!
消えない塗料で引き直す→Cさんの改善報告

なんてことが起こってくる

その結果、改善スピードが
みるみる速くなっていきます

そうすると職場外の第三者が
『いつきてもここはキレイです!』と
評価してくれるという構図なんです

でも、おそらく当事者は
『まだ出来ていないことが多い』と
思っているというのが先のお話です

 

3位:意外な人材が複数人頭角を表す

3S活動を開始すると問題に気づくと同時に
どう対処していくのか?を考える機会を
セットすることがとても重要です

研修ではいつも小さなチームを組んで
それに同時に取り組みます

そうするとそんな打合せの席上で
ドラマティックな展開が起こるのだそうです!

『え?このヒトちゃんと喋れるんだ!』
『◯◯さんがこんな意見だったとは?』
『意外に上手に全体をまとめている!』

いつも消極的で口数が少ない方が
素晴らしい意見を主張したり

後ろ向きな言動が多かった方が
チームになると逆に積極的になったり

あまり存在感がなかった方が
上手にみんなの意見を拾っていたりと

経営者側視点からみると
知らなかった一面が浮き彫りになって
その中から次なるリーダーが
推薦によって生まれることって
研修の中では日常的に起こっています

みなさん、びっくりされますが
これが3S活動をしっかり導入した職場の
大きな推進力となっていることは確かです

ぜひ皆さまもこの情報に出会えた
このきっかけを掴んで頂きたいものです

 

3S活動が職場にもたらす意外なメリットのお話まとめ

いかがだったでしょうか?

只の整理・整頓・清掃だとなめてかかって
誰かに『任した!』って自ら向き合わず
涼しい顔して『なんで定着できない?』と
叱責しているトップをいくらも見ています

本気で導入する覚悟を決めるのはトップ
ぜひ素晴らしい職場にするために
3S活動を進めてくださいませ

 

 

それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

すべては企業発展のために
すべてはみんなの笑顔と元気のために


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経営総合プロデューサー 西本 文雄(にしもと ふみお)
 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。8年間で500社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。
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